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〈朝大専門家の深読み経済6〉米中経済対立の特徴と背景(上)/李俊植

2023年11月15日 16:59 寄稿

2005年に発足した在日本朝鮮社会科学者協会(社協)朝鮮大学校支部・経済経営研究部会は、十数年にわたって定期的に研究会を開いています。本欄では、研究会メンバーが報告した内容を中心に、日本経済や世界経済をめぐる諸問題について分析します。今回は、世界経済論を専攻する朝鮮大学校政治経済学部副学部長の李俊植教授が、米中経済対立について(全2回)解説します。

2018年トランプ政権下で顕在化した米中対立は現在まで5年も続いている。その間、対立は経済の分野のみならず外交、安全保障分野にまで広がり、もはや「新冷戦」と呼ばれる様相を呈している。世界のGDP上位2カ国(2カ国で世界のGDPのおよそ40%強)の対立は必然的に世界経済に多大な影響を与えざるを得ない。本稿では2回にわたり米中経済対立の歴史的背景や特徴について整理する。

米中経済対立の特徴

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