〈関東大震災朝鮮人虐殺100年〉京都でシンポジウム

隠ぺいの動き、100年前の朝鮮でも

京都で行われた関東大震災朝鮮人虐殺問題を考えるシンポジウム

同志社大学日朝関係史講座特別シンポジウム「関東大震災時朝鮮人虐殺から100年～歴史と今を考える～」（主催＝同志社大学KOREA文化研究会、同志社コリア研究センター）が13日、同志社大学今出川キャンパス良心館で行われた。会場には同胞や日本市民ら115人が集まった。

日本政府による戒厳令が発令され、各地で流言飛語が拡散される中、6千人を超える朝鮮人が虐殺された関東大震災から今年で100年を迎えた。この日のシンポジウムは、当時の歴史を記憶し、昨今、社会に蔓延する「虐殺否定論」に反対することで、関東大震災朝鮮人虐殺問題に関する真相究明と、真の過去清算を成し遂げるための一歩を踏み出す機会を設けようと企画された。