「ハングル書芸愛好家たちの新たな一歩展」/ルーツを表現、多様な作品
2023年10月16日 11:09 文化若手作家らが主催
在日朝鮮人の民族書芸団体である高麗書芸研究会の若手会員たちが中心となった展覧会「ルーツを書く-ハングル書芸愛好家たちの新たな一歩展」(主催:ハングル書芸愛好家たちの会)が6~10日にかけ、東京の大崎ウエストギャラリーで行われた。
展覧会では、16歳から40代までのハングル書芸愛好家ら36人が「ルーツを書く」をテーマに書き上げた特色ある書芸作品が展示され、連日多くの人々が会場を訪れた。
高麗書芸研究会の若手会員たちによる展覧会の話が持ち上がったのは2年半ほど前。同会の会員である梁哲順さん、尹鮮昊さん、千葉理香さんら3人は「ハングル書芸愛好家たちの会」を立ち上げ、事務局として展覧会の準備を進めてきた。事務局の3人は、展覧会を「新しいチャレンジの場にしたい」という思いから、出品を16~49歳までに限定し、「ルーツを書く」というテーマを設定した。