〈第1書記の活動 1月〉「対決で主導権を握った」
2013年02月05日 11:26 共和国新年2013年の最初の月の金正恩第1書記の活動は、「初めて」「異例」という言葉に集約できるであろう。
世界が注目する中、第1書記は新年2013年を迎え新年の辞を行った。第1書記が新年の辞を述べるのは初めてで、朝鮮では金日成主席が最後に行った1994年以来19年ぶり。
また、国防委員会、外務省などが、朝鮮の人工衛星打ち上げを問題視した国連安保理の制裁決議に関連し、「国と民族の自主権を守るための全面対決戦に進入する」との立場を表明した声明発表直後の26日、「朝鮮に生じた重大な情勢に対処するための国家安全・対外部門の活動家協議会」を召集、指導した。この手の協議会が報道されたことはなく、これ自体が異例で、参加した幹部と写真まで公開された。
その数日後に開催された朝鮮労働党第4回細胞書記大会(28、29日)では、党の細胞を強化して党事業全般で転換をもたらすことを説いた「綱領的演説」(朝鮮中央通信)を行い、開閉幕の辞も述べた。