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民主朝鮮が日本政府を非難/「浮島丸」事件78年に際し

2023年08月28日 09:19 歴史

犯罪行為の真相隠蔽に躍起

朝鮮人労働者とその家族ら約3700人を乗せた旧海軍輸送船「浮島丸」が舞鶴湾下佐波賀沖で爆沈した「浮島丸」事件から78年を迎え、民主朝鮮824日付が事件の真相を隠蔽する日本を非難する記事を掲載した。

記事は事件の経緯について言及したうえで、事件は「日本の朝鮮民族抹殺政策の延長線上で行われた意図的かつ計画的な朝鮮人虐殺」であったと指摘。また、船の沈没時に命からがら生き延びた人々も、収容された舞鶴港の日本海軍宿舎で蒸気タンクの爆発に巻き込まれたとしながら、「日本は、生き残った数少ない朝鮮人たちまで皆殺しにすることで、自らの殺戮蛮行を永遠に葬り去ろうと画策した」と非難した。

記事は、「日本に一片の良心でもあれば、植民地政策によって島国に連行され、長い間虐待され、さまざまな苦役を強いられてきた朝鮮人たちを無事に祖国に送り返すべきだった」とし、日本政府がいまだに犠牲者の正確な人数や住所、氏名の確認すらせず、「むしろ明らかな犯罪行為である『浮島丸』爆破事件の真相を隠蔽しようと躍起になっている」と糾弾した。

記事は、日本は過去に犯した犯罪の事実を否定、美化・捏造し、歴史歪曲と軍事大国化の策動を強めているとしながら、「血なまぐさい過去の犯罪に対する謝罪と賠償は一顧だにせず、再侵略の刃を研ぐ日本の行為は、わが民族の怒りをさらに増大させている」と警鐘を鳴らした。

(朝鮮新報)

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