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〈関東大震災朝鮮人虐殺100年〉高麗博物館が講演会主催

2023年08月17日 12:37 歴史

芸術を通じ、今を問う

高麗博物館が講演会を主催した

7月31日、東京・新宿の四谷区民ホールで、高麗博物館が「関東大震災から100年の今を問う~過去に学び、未来の共生社会を作るレッスン~」と題した講演会を主催した。同胞や日本市民ら400人近くが足を運んだこの日の講演会では、第1部で高麗博物館前館長の新井勝紘さんが、第2部では徐京植理事がそれぞれ講演を行った。

絵が訴える力

虐殺絵について解説する前館長の新井勝紘さん

第1部では、高麗博物館前館長の新井勝紘さんが講演「関東大震災・描かれた朝鮮人虐殺を読み解く」を行った。

新井さんは講演の冒頭「関東大震災朝鮮人虐殺に対する国家の責任や、加害者となった民としての責任をこれまで果たしてきたのかと問いかけられた時に、私たちは首を縦に振ることができるのだろうか」と問いかけ、朝鮮人虐殺を否定する風潮がますます強まっている日本社会の現状に対し警鐘を鳴らした。

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