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「全国」に向け/「第11回東京ラグビーフェスティバル」

2023年07月28日 13:32 スポーツ

23日、東京中高で行われた「第11回東京ラグビーフェスティバル」(以下、フェスティバル、主催=東京中高ラグビー部後援会)には朝・日ラグビー愛好家をはじめ約450人が参加した。フェスティバルは同校ラグビー部の強化と同胞たちの世代間交流や地域交流、そして、かつて同校ラグビー部に所属した若手のOB・OGたちにラグビーの魅力を改めて伝え、部活動に対する支援の輪を広げるために企画された。

23日、「第11回東京ラグビーフェスティバル」が東京中高で行われた。

4年ぶりのフル開催

東京中高ラグビー部は1975年に創部され過去5度、都大会決勝に進出(2000年、06年、09年、13年、15年)、15年には都代表として全国高等学校ラグビーフットボール大会(以下、「全国」大会)出場を決めている。現在の部員数は37人、中心となる高級部3年生は主将を除いた11人全員が高級部からラグビーを始めたという。未経験者が大多数ながらも今年の5月に行われた春季大会にて6年ぶりとなる関東高等学校ラグビーフットボール大会(以下、関東大会)の出場権を勝ち取り、6月に行われた関東大会ではGブロック優勝を果たした。

東京中高Aチーム(紺色のユニフォーム)対川越東Aチーム

フェスティバルは11年から毎年開催されてきたが新型コロナウイルスの影響で20年、21年は中止を余儀なくされ、22年には感染症対策のために規模を縮小しての開催となった。

今回のフェスティバルは「4年ぶりのフル開催」。主催した東京中高ラグビー部後援会の姜宗卓会長(52)は待ちに待ったフェスティバルを通して未来の保護者らが子どもたちを東京中高へ送る「きっかけになれば嬉しい。そして、ラグビー部に入ってくれたらなお嬉しい」と吐露する一方で、部員たちには「部員の人数が多かれ少なかれ昔と変わらないコミュニティとチームワークを重んじるなかで切磋琢磨してほしい」と力を込める。生徒らがラグビーに集中できる環境を提供しようと努めてきた後援会ではフェスティバルの開催をそのための契機にしようと今年5月から高級部3年生の保護者を中心に準備を進めてきた。また、後援会ではフェスティバル同日に総会を開き、役員を交代するなど整備を図った。

東京中高ラグビー部後援会の総会では収支報告や新役員が発表され、旧役員には記念品が贈呈された

これまで、後援会の幹事長を務めてきた金英学さん(45)は「売店の準備や生徒・観客らの熱中症対策など、フェスティバルの細部は保護者たちが率先して担ってくれた」とし、イベント当日を迎え「保護者たちのありがたみを実感している。感謝しかない」と語った。

金英学さん(右端)と同級生たち

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