公式アカウント

ICBM「火星砲―18」型試射が成功 /金正恩総書記が指導

2023年07月13日 13:37 軍事

“より強力な軍事的攻勢を”

朝鮮中央通信によると、7月12日、金正恩総書記の指導の下、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星砲―18」型の試射が行われた。

4月に初の試射が行われて以来2度目となるICBM「火星砲―18」型の試射は、国家の安全と地域の平和を守り、敵対勢力の危険な軍事行為を徹底的に抑止するための正当防衛権強化の一環として、党中央軍事委員会の戦略的判断に従って行われた。

ICBM「火星砲―18」型の試射が行われた(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

米国防総省は6月29日、1981年以来となる戦略原子力潜水艦の朝鮮半島への展開を発表。また、米軍は7月2日から10日にかけて30回以上、無断で海上軍事境界線を越え、経済水域上空で空中偵察を敢行した。これに対し、朝鮮国防省代弁人(10日)、党中央委員会の金与正副部長(10、11日)は相次ぎ談話を発表し、米国の軍事行動に警告を送った。

同通信は、ICBM試射は、朝鮮の戦略核武力の高度化が目的であるとともに、敵対勢力に対応意志と物理的な力を示し、反朝鮮軍事的選択の危険性と無謀性を刻み付ける強力な行動的な警告でもあると指摘した。

金正恩総書記が中央指揮監視所に上がってICBMの試射を承認すると、金正植大将が試射任務を受け持ったミサイル総局第2赤旗中隊に発射命令を下した。

発射されたICBMは最大頂点高度6648.4㎞まで上昇し、距離1001.2㎞を4491秒(74分51秒)間飛行し、朝鮮東海の公海上の目標水域に正確に着弾した。

総書記は、敵対勢力によって朝鮮半島の安全が刻一刻と脅かされている不安定な現在の情勢は、党第8回大会(2021年1月)が打ち出した核戦争抑止力強化路線の実行をいっそう促進させることを求めているとし、米国と南朝鮮が反朝鮮敵視政策を断念するときまで、より強力な軍事的攻勢を連続的にかけていくと述べた。

そのうえで、戦勝節(7月27日)70周年を控え、新しい戦略兵器システム試験で大成功したことをもって、勝利の歴史を時代と未来に約束した国防科学研究部門のすべての科学者、技術者に感謝のあいさつを送った。

(朝鮮新報)

Facebook にシェア
LINEで送る