差別摘む対応を
2023年07月12日 19:32 社会を知る~今週のnewsトピック~日本社会や在日同胞を取り巻くニューストピックを週に一度、紹介する。
差別摘む対応を
北海道を拠点とするeスポーツチーム「NORTHEPTION」は5日、所属選手の1人が人種差別発言をしたとして、当該選手の契約解除処分を公式ツイッターで発表した。
同選手は、4日に行われた試合中に、他チームの海外プロ選手に対し「Fucking India」などの差別発言をし、問題視されていた。
チームは発表を通じて、選手の差別発言を認め、謝罪。「今回発生した人種差別発言は、どのような状況であっても許されないことであり、事態を大変重く受け止めております」として、5日付で選手契約を解除した。
一方、先月3日、名古屋城の木造天守復元に伴うバリアフリー化を巡り、市民討論会の場で障害者に対する差別発言が横行し、当日場内にいた名古屋市の河村たかし市長も事態を制止しなかったとして批判があがっていた問題。これと関連し、市は近く、有識者を含む検証チームを発足させるという。
複数の障害者団体などでつくる「名古屋城木造天守にエレベーター設置を実現する実行委員会」など当事者たちの訴えや世論も相まって、市が検証チームの発足を決めた形だ。市は6月29日の市議会総務環境委員会でその旨を明らかにした。
改正入管法に「遺憾の意」
6月9日の参院本会議で可決成立した改正入管難民法と関連し6日、日本弁護士連合会が会長声明を発表した。