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歴史を記憶し後世につなぐ/青年らが聞き取り集を発刊  

2023年06月05日 09:30 文化・歴史

京都で

報告集会のようす

「日朝友好青年・学生ネットワーク京都」(以下、日朝青年・学生ネット京都)に所属する青年・学生らが、在日1世、2世同胞たちへの聞き取り集「傾―在日朝鮮人たちの語り」第2号を発刊した。5月27日に行われた集会では、フリージャーナリストの中村一成さんによる講演、同ネットメンバーらによる聞き取り活動の報告がなされた。

声をきくということ

フリージャーナリストの中村一成さんが「声をきく、ということ」と題した講演を行った。日本人の父と在日朝鮮人2世の母との間で生まれた中村さんは、1995年に日本の新聞社に入社。記者を務めた後、2011年以降、フリージャーナリストとして活動している。著書に「ルポ京都朝鮮学校襲撃事件」「ルポ思想としての朝鮮籍」などがある。

「声をきく、ということ」と題して講演した中村一成さん

中村さんは自身の民族的出自を知る過程で、在日同胞や外国人から話を聞き、表現行為をしたいという思いから「物書きとしてのキャリアをスタートさせた」。

そんな中村さんにとって「声をきく」ということは、

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