江原道に建設中の洗浦台地
2013年01月21日 11:59 共和国総合畜産拠点、国家的な関心の下で推進
朝鮮では最近、江原道の3つの郡にまたがる広大な台地(洗浦台地)を国の総合的な畜産拠点に変えるための開墾事業が国家的な関心の下で力強く推進されている。
洗浦台地の開墾事業は、江原道の洗浦郡、平康郡、伊川郡の台地に、数万ヘクタールの人工および自然牧草地とダイコン、サトウダイコン畑を作り、牛、羊、ヤギ、ウサギ、豚を飼う数百棟の畜舎と20余棟の畜産物加工拠点、調整池、放牧道路、1,000余世帯の住宅を建設し、防風林を造成する膨大な工事である。
金正恩第1書記は、新年の辞で、畜産と水産、果樹部門を決定的に盛り立て、人々の食生活を改善しなければならないとしながら、洗浦台地に駆けつけた人民軍兵士と建設者たちに、今年、党の自然改造計画を実現するうえでの課題を提示した。
現在、人民軍の軍人、建設者たちは、洗浦台地の開墾に一丸となって取り組んでいる。
昨年11月から本格化
洗浦台地開墾事業は、朝鮮の指導者たちが以前から構想してきたものである。
国内メディアによると、金日成主席は、洗浦台地では気候や自然地理的条件に合わせて畜産をすべきだとしながら、洗浦郡に畜産を専門とする農場を作るよう手配したという。
金正日総書記も洗浦台地で畜産を発展させることに深い関心を注ぎ、その方途を明らかにした。
洗浦台地で畜産を発展させよという主席と総書記の遺訓は、金正恩第1書記の賢明な指導によって実現されつつある。
金正恩第1書記は、洗浦台地を開墾することについて自然改造計画を立て、その実現のための方途を明らかにした。
工事は昨年11月から本格化した。
洗浦台地開墾の準備状況を現地で了解(11月9日発朝鮮中央通信)した崔永林総理は、洗浦台地の一部地域を開墾した農場を見て回りながら、そこで生産した野菜の生産状況や洗浦郡の牧草地開墾面積、土質の状態などを調べた。
現地で行われた党、国家、軍の幹部たちによる協議会では、洗浦、平康、伊川地区の地域別草地開墾および畜産拠点建設目標、開墾と建設に必要な労力と資材、設備保障問題などが討議され、これに必要な措置が講じられた。
11月下旬には、平壌をはじめ、開墾事業に参加することを嘆願した各地の労働者が現地に向かった。
12月4日、決起集会が洗浦、平康、伊川郡でそれぞれ行われた。集会で、報告者と討論者たちは、金正恩第1書記が提示した自然改造計画を実行することについて言及した。
国内メディアは、例年にない厳しい寒さを乗り越えて成果を収めている建設者たちの姿を連日のように伝えている。
朝鮮中央通信によると、軍人たちと、省、中央機関、各道の建設者たちは、年末から20日余りの間に数千ヘクタールの土地を掘り返し、防風林を作るために必要な7万5,000余本の木の穴を掘った。
建設者は、地帯的特性と地形条件を調べて機械手段を合理的に利用し、台地の開墾、そして草の根取りなどを行っている。
建設者たちの献身的な活動によって、洗浦台地は日を追うごとに変化しているという。
(朝鮮新報)