“米南軍事演習の即時中止を”/米・南大使館前で抗議行動、東アジア市民連帯が主催
2023年03月14日 13:40 対外・国際米国と南朝鮮の軍当局による大規模な合同軍事演習「フリーダム・シールド」(3月13日〜23日)の中止を求める抗議行動が、13日に東アジア市民連帯の主催で行われた。大雨が降る中、50余人が米・南の駐日大使館前で抗議の声を上げた。
連帯の力で
例年3月に合同軍事演習を行ってきた米国と南朝鮮は今回、2018年を最後に中断していた戦区級の大規模な合同野外機動訓練を5年ぶりに復活させた。演習実施期間は11日間と過去最長だ。米南は今回の「フリーダム・シールド」で、従来の合同演習で実施していた「撃退・防衛」段階の作戦を省略し、「反撃および北朝鮮安定化作戦」から演習を開始。演習期間中には、上陸訓練の「バディ・ウィング」、中核施設への攻撃を想定した特殊部隊訓練「チーク・ナイフ」、首脳部を除去する「斬首作戦」など20以上の訓練を行う。
3月初旬に行われた米南軍事訓練の段階から、朝鮮半島には強力な対地掃討能力を持った米空軍の最新鋭航空機「AC-130J」ゴーストライダーが初めて展開されている。また、核爆弾が搭載可能なB-1B戦略爆撃機も演習に参加している。このように、朝鮮による度重なる警告にもかかわらず、米南軍事演習の侵略的性格は露骨さを増している。