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ウリマルを考える⑨南朝鮮の英語公用語化論を考える/朴宰秀

2023年03月06日 11:15 論説・コラム

2000年を前後して南朝鮮で英語の公用語化論争が起こりました。英語公用語化をめぐる賛否両論は、大きく世界主義対民族主義の主張に分かれて展開されました。南朝鮮で英語を第2公用語にしようという火種は今もくすぶっています。今回は、南朝鮮での英語公用語化論を考えてみることにします。

くすぶり続ける英語公用語化論

南朝鮮で英語公用語化を初めて公に提起した人物は小説家の福居一(복거일)です。彼は1998年、著書『国際語時代の民族語』で、「グローバル化のためには民族主義と民族の言語を捨てて『韓国語』を英語に代替しなければならない」と主張し、「『韓国語』の代わりに『国際語』の位置にある英語を『韓国』の公用語として採択すべきだ。これに反対するのは閉鎖的な民族主義であり、国家発展を阻む要素になりうる」と批判しました。これが朝鮮日報を通じて報道され、英語公用語化に対する賛否論争に火がつきました。

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