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愛知でチャリティーディナーショー/女性同盟顧問たちが主催

2023年02月25日 08:29 文化

結成75周年に際し

ディナーコンサートのようす

女性同盟愛知県本部の顧問たちで構成された「サラン会」が主催する「女性同盟結成75周年チャリティーディナーショー」が23日、名古屋市の東急ホテルで行われた。

県内の朝鮮学校へのチャリティー支援を目的とした同公演を、総聯中央の姜秋蓮副議長兼女性同盟中央委員長、総聯愛知県本部の徐春元委員長、女性同盟愛知県本部の申英厓委員長をはじめとする同胞、日本の市民ら約200人が観覧した。

女性同盟愛知では、民族教育の発展と朝鮮学校に通う子どもたちの明るい未来のため、女性同盟結成50周年以降、5年ごとに県内の朝鮮学校を支援するチャリティー活動を行ってきた。

約200人が観覧した

昨年に結成75周年を迎えながら、女性同盟愛知の顧問たちは「コロナ禍で明るいニュースが少ないなか、同胞たちが笑顔になるイベントを行い、また学校運営を少しでもサポートしよう」という思いのもと、今回のチャリティーコンサートを企画。実行委員を中心にチケット販売や広告集めに奔走した結果、当初の目標額を上回る530万円が集まった。

公演に先立ち、朴美蘭実行委員長から愛知中高、名古屋初級、東春初級、愛知朝鮮学園新校舎竣工祝賀募金にチャリティー金が送られた。

寄付金が贈られた

公演には金剛山歌劇団の団員をはじめ、元歌劇団のメンバーや同胞アーティストらが出演。男声重唱や独舞、コムンゴ独奏、チャンセナプ独奏など、約2時間にわたるパフォーマンスが会場を沸かせた。

舞台上にひろがる華麗な踊り、場内に響き渡る美しい歌声と楽器の音色に魅了された観客たちは、割れんばかりの拍手を送った。公演終盤には観客たちによるオッケチュムの輪が会場中に広がった。

踊りの輪が広がった

公演を観覧した女性同盟名港支部の文慶愛さん(72)は、公演を通じて「元気をもらった。最高の舞台だった」としながら、「行事のおかげでいろんな同胞たちと再会し、楽しいひと時を過ごすことができた」と、公演を企画した実行委員たちに感謝を述べた。

朴美蘭実行委員長は、同胞たちが笑顔で会場を後にする姿を見ながら「やって良かった」と目を細める。「これからも同胞たちに寄り添い、民族教育の発展と同胞社会の活性化のために役割を果たしていきたい」(朴実行委員長)。

(全基一)

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