〈事実がそこに~各地に佇む朝鮮人犠牲者追悼碑~〉名雨線鉄道工事・雨竜ダム工事犠牲者之標
2023年02月27日 09:39 歴史- 【所在地】 北海道雨竜郡幌加内町朱鞠内三股共同墓地
- 【建立日】 2001年8月
- 【建立者】 空知民衆史講座
アジア太平洋戦争下、名雨線鉄道工事・雨竜ダム工事では朝鮮人強制労働とタコ部屋労働で200人を超える生命が失われた。そのうちの約6割がこの共同墓地とその周辺に埋葬され、戦後長く、犠牲は省みられることがなかった。1980年から4年連続で朱鞠内住民と空知民衆史講座の手で笹やぶの下から16体の遺骨を発掘。1997年と2001年には日本人、韓国人、在日コリアンの若者たち「東アジア共同ワークショップ」によって、さらに6体を発掘した。これらの遺骨のほとんどは身元を特定できないが、犠牲者の遺族を探し、遺骨を返還する活動が続けられていると碑文に記されている。
(朝鮮新報)