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米国・前州知事、グーグル会長一行、「今回の訪朝は成功」、3泊4日平壌滞在

2013年01月12日 13:46 朝鮮半島

金日成総合大学を参観するグーグル社代表団(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

米国のビル・リチャードソン前ニューメキシコ州知事を団長とする米国の大手ソフトウェア会社・グーグル社の代表団が7~10日、朝鮮を訪問した。

代表団一行は8日、金日成総合大学電子図書館を参観し、学生たちがグーグルの検索エンジンとオンライン百科事典であるウィキペディアを活用しながら資料を検索する姿を見て回った。

9日には錦繍山太陽宮殿を訪れ金日成主席と金正日総書記に敬意を表した。また同日、人民大学習堂と朝鮮コンピューターセンターなどを参観した。

グーグル社のエリック・シュミット会長は、朝鮮コンピューターセンターに大きな関心を示した。代表団一行は同センターで、朝鮮で開発されたタブレット型パソコンやさまざまなプログラムを直接見て解説を聞いた。シュミット会長は、興味深くそれらの体系やネットワークの基本構造について一つひとつ質問していた。また、朝鮮コンピューターセンターの関係者たちとの面談も行われた。

代表団に同行したAP通信は8日、先月に行った金策工業総合大学電子図書館のリュ・スンリョル館長へのインタビュー内容を紹介した。リュ館長は、現在、大学内で教師や学生がインターネットを使用するためには、その許可をとってオンライン検索で資料を探す申請書を提出しなければならないと話した。しかしその一方で、「われわれは直ちにインターネットに接続することになる」とインターネット拡散を示唆しながら「現在、朝鮮ではすべての教室と職場においてコンピューターの使用が拡散している状況だ」と述べた。

訪朝を終えて北京空港に到着したリチャードソン前州知事は、現地にかけつけた記者たちに対し、「今回の訪朝はとても生産的で成功だった」と述べた。また、「朝鮮でインターネットと携帯電話をより普及させるよう促した」ことを明らかにした。一方で、朝鮮に抑留中の米国人との面会は実現しなかったものの、米国人の健康状態は良好で、すぐに司法処理が始まると朝鮮当局から知らされたと話した。

シュミット会長は、「今回の訪問はインターネット問題を論議するための個人的な訪問だった」と述べた。

今回の代表団訪朝を実現させた米国の関係者は訪朝の経緯について、「約2カ月前に朝鮮側と接触し、朝鮮外務省の招請で訪朝することになった」と明らかにした。また、リチャードソン前州知事は4日、「国務省の要請に従い、韓国大統領選挙を考慮して12月の訪朝予定を遅らせた」と話した。

(朝鮮新報)

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