〈事実がそこに~各地に佇む朝鮮人犠牲者追悼碑~〉生命の尊さに目覚め民族の和解と友好を願う像
2023年02月06日 08:37 歴史- 【所在地】 北海道雨竜郡幌加内町朱鞠内
- 【建立日】 1991年10月6日
- 【建立者】 「生命の尊さに目覚め民族の和解と友好を願う像」建立委員会
- 【大きさ】 高さ:240㎝(台座を含む)
碑の正面に「願いの像」と刻まれ、付属碑に像建立の経緯が記されている。これによると、日中戦争から太平洋戦争に至る1935―43年までの9年間、数千人の日本人と3千人の朝鮮人が名雨線(のちの深名線)鉄道工事と雨竜ダム工事に従事させられた。1976年から「民衆史掘りおこし運動」が始まり、204人の犠牲者の氏名が判明。また80年から4度にわたる発掘調査で16体の遺骨が発掘された。付属碑には「二度とこのような犠牲を強いることがあってはならない」とし、「いのちの尊さにめざめたすべての人々の思いを込めてこの像を建立します」と書かれている。
(朝鮮新報)