〈事実がそこに~各地に佇む朝鮮人犠牲者追悼碑~〉国鉄松前線敷設工事殉難者慰霊碑
2023年01月23日 14:57 歴史- 【所在地】 北海道松前郡町字唐津267 専念寺
- 【建立日】 1985年5月3日
- 【建立者】 専念寺住職の福島憲俊さん、小学校教諭の浅利政俊さんなど6団体25個人ならなる発起人会
碑の正面下段に「この碑は第二次世界大戦1941~1945年まで当地域沿線の軍需物資運搬目的の国鉄松前線敷設工事等のため強制連行されて来た朝鮮人、中国人、日本人若干名を含む殉難者の慰霊碑です」と記述されている。あれから40余年、松前線はこの地域の産業、経済、生活と文化、教育に多大な恩恵を与えたとし、故国の土を再び踏むことなく無念の死を遂げた犠牲者の冥福を祈り、不再戦と平和の決意、善隣友好の原点と為すべく有志者一同真心をこめて建立した旨が記されている。
(朝鮮新報)