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〈金正恩総書記の活動・2022年12月〉国防発展の変革的戦略を宣明

2023年01月08日 12:00 総書記の活動

党中央委第8期第6回総会拡大会議で報告

朝鮮労働党第8回大会が提示した国防力強化の重要中核目標を完遂しようとする国防科学研究部門の科学者、技術者の絶え間ない努力が実践的な成果につながっている中、金正恩総書記は12月15日に戦略的意義を持つ重大実験を現地指導した。

12月15日、金正恩総書記は、西海衛星発射場で朝鮮初となる推進力140トンフォースの大出力固体燃料エンジンの地上噴出実験を現地で指導した。

この日午前、 国防科学院の重要研究所は、西海衛星発射場で朝鮮初となる推進力140トンフォース(140トンの重さを押し上げる推力)大出力固体燃料エンジンの地上噴出実験を成功裏に行った。

朝鮮中央通信によると、実験を通じて、エンジンの推進力、燃焼特性、作業時間、推進力ベクトル制御特性をはじめとするすべての技術的指標が設計上の値と一致し、その信頼性と安全性が科学的に厳格に実証された。

固体燃料は液体燃料とは異なり、事前の燃料注入が不要。固体燃料エンジンを装備した飛行体は必要に応じて直ちに発射することができるため、探知や対応が難しいとされている。

同通信は、今回の実験を通じて「もう一つの新型戦略兵器システムの開発に対する確固たる科学技術的保障を持つことになった」と意義を伝えた。

実験を指導した金正恩総書記は、国防科学院が、第8回党大会が提示した国防科学発展および兵器システム開発5カ年計画の戦略兵器部門の最優先5大課題実現のためのもう一つの重大な問題を立派に解決したことについて高く評価した。

核爆弾保有量の増加へ

金正恩総書記の司会の下、党中央委員会第8期第6回総会拡大会議(22年12月26日〜31日)が党中央委員会の本部で行われた。(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

金正恩総書記は党中央委員会第8期第6回総会拡大会議(12月26日~31日)に出席し、司会及び報告を行った。

金正恩総書記は報告で、2022年を「われわれの革命の新たな高揚の局面を開いていく上で重要な里程標となる年」と総括。祖国解放戦争(朝鮮戦争)勝利70周年と共和国創建75周年を記念する2023年の総体的な活動方向として、「社会主義建設で新たな局面を開くための全人民的な闘いをいっそう拡大、発展させて5カ年計画完遂の決定的保障を構築すること」を提示した。

報告では、北南関係の現在の状況と地域の平和と安全を重大に脅かす外部的挑戦に対する分析に基づいて、自衛的国防力強化に拍車をかけることに関する重大な政策的決断が宣明された。

報告は、米国と敵対勢力による極度の対朝鮮孤立・圧殺策動について言及した上で、迅速な核反撃能力を基本使命とするまたほかの大陸間弾道ミサイル(ICBM)システムを開発することに関する課題を提示。また、朝鮮を「主敵」に規制する南朝鮮が、疑う余地もない明白な敵となった状況を受け、核爆弾保有量の幾何級数的な増加を基本中心方向とする2023年度の核戦力および国防発展の変革的戦略を宣明した。

2022年12月31日、金正恩総書記の参席の下、軍需工業部門の労働者が朝鮮労働党中央委員会第8期第6回総会に送る600ミリ超大型ロケット砲の贈呈式が行われた。(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

総会最終日の12月31日には、軍需工業部門の労働者が朝鮮労働党中央委員会第8期第6回総会に送る600ミリ超大型ロケット砲の贈呈式が、党中央委員会の本部庁舎前で行われた。

金正恩総書記の直接的な指導の下、世界にない強力かつ威力ある超大型ロケット砲を開発、完成させた朝鮮の国防科学者、技術者と軍需工業部門の労働者は、数回の発射実験を通じて新型の戦術兵器システムの戦闘的性能と信頼性、運用の信頼性を実証。ロット生産(一定の数量をまとめて生産することで効率化を図る生産方式)に入りながら、共和国武力の軍事的能力をいっそう向上することができるようにした。

軍需工業部門の労働者たちはこの間、第8回党大会が示した国防工業革命の重要目標を達成するための現行生産を進める中でも、巨大な砲車を追加的に2日間に1門ずつ、はては2門も組み立て、600ミリ超大型ロケット砲30門を党に贈呈した。

贈呈式で答礼演説を行った金正恩総書記は、今回贈呈された武力装備は、高度の地形克服能力と機動力、奇襲的な多連発精密攻撃能力を備えており、南朝鮮の全域を射程圏に入れ、戦術核の搭載も可能であるため、将来的にはわが武力の中核的な攻撃型兵器として敵を圧倒的に制圧すべき自己の戦闘的使命を果たすことになると語った。

(李永徳)

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