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短編小説「鉄の歴史」10/ビョン・ヒィグン

2023年01月10日 09:00 短編小説

「そういわれてみると、まったくそのとおりです。今までわしらは、炉の壁でもつみあげてさえいればよかったで、世間のそんなむずかしいことなど、なにも知らなかったもんで…」

ウンチルは自分があまりにも世情にうといことに気づいて、顔を赤らめた。

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