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〈読書エッセー〉晴講雨読・京浜協同劇団と戯曲『炉あかり』/任正爀

2022年12月28日 08:00 寄稿

「この日、この地で、この人々と」をスローガンに川崎に拠点を置く京浜協同劇団は、大衆に寄り添いながら社会性の高い公演活動を行っている。『金冠のイエス』『ゼロの記録』『京浜・1979』などが強く印象に残っているが、ちょっと変わった舞台といえるのが『どん底』である。社会主義リアリズム的手法の創始者といわれるゴーリキーによる、場末の木賃宿に集まった人たちの群像劇である。

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