気象水文局室長が言及、「春にも低温現象」
2012年04月04日 10:26 共和国3月29日発朝鮮中央通信は、気象水文局のキム‧ムンウ室長(66)の発言を引用しながら、今年の冬と春の気象の特徴について紹介した。
キム室長によると、今年は冷たい大陸高気圧が例年になく強まり、中部シベリア地方の冷たくて乾燥した空気が朝鮮に流れ込んだので、冬季の平均気温が低く降水量も少なかった。
冬季の平均気温は氷点下7.4度で、平年より1.3度、昨年より0.5度程低かった。
冬一番の寒さも、昨年より一カ月遅く、2月の初めに現れた。
降水量は16.9mmで平年の半分にもならない。これは1995.12〜1996.2冬季降水量以来、最も少ない量である。
キム室長は、この異常気象現象は3月に入っても続いており、春季にも続く見通しだと話す。
そして冬季に気温が低くて土が深く凍ったうえに、春季に低温現象が予測される状況のもとで、農業部門で、すきおこし、種まきなど農作業に不利であると話す。
また、降水量が少ないため干ばつ現象も現れるだろうとの見通しを述べた。
(朝鮮新報)