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長野初中の金香心さんが最優秀賞、第32回全国中学生作文コンテスト県大会

2012年11月24日 16:40 民族教育

法務省と全国人権擁護委員連合会が主催する第32回全国中学生作文コンテストの長野県大会で、長野朝鮮初中級学校中級部2年の金香心さんの作品「大切な名前」が最優秀賞に選ばれた。

県大会には、169校から1万3,429編の応募があった。最優秀賞は金さんの作品を含む2編。ともに中央大会(全国大会)に推薦された。結果は29日に発表される。

金さんは小学生時代、本名の「キム・ヒャンシム」を名乗ったところ、近所の同世代から「朝鮮人きらい」と言われ、仲間に入れてもらえなかったことをきっかけに、朝鮮が日本の植民地だった時代に朝鮮人が民族の言葉や名前を奪われた過去を知り、名前を偽った自分を反省し、「どんな人に対しても偏見を持たず、その人のありのままを受け入れて、他人の自尊意識を傷つけてはいけない」と学んだ体験を綴った。

同校生徒の作品は、さまざまな大会で高く評価されている。今年も、第34回少年の主張長野県大会で崔玉麗さん(中3)の作品が優秀賞を、第62回全国小・中学生作文コンクールで厳忠実さん(中3)が奨励賞を受賞している。

(長野初中)

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