〈ものがたりの中の女性たち 51〉インドから? 輿入れしたお姫様/許黄玉
2021年11月23日 09:15 寄稿あらすじ
建武二十四年戊申(四十八)七月二十七日、九干などが駕洛國の朝廷で、自分たちの娘の中から最も優れた者を入内させてはどうかと王に進言する。王は天が采配すると答える。
王は船と駿馬を下賜し、臣下を望山島に行くよう命じる。海の西側から赤い帆を掛けた船が赤い旗をなびかせ北に進んで来る。望山島に松明を掲げると、船は陸に向かってくる。報告を受けた王は大変喜び、木蓮で舵を造り、 桂の木で造った櫂を漕ぎ彼らを迎え、すぐに城に迎え入れようとするが、姫は初めて会うのにいきなりはないと言う。