コマチュック大会、きょう開幕
2021年11月18日 08:02 スポーツ本選24チームが出場
「第43回在日朝鮮初級学校中央サッカー大会」(コマチュック大会、主催=在日本朝鮮人サッカー協会)が、19~20日に大阪の堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンターで行われる。
大会は昨年同様、今年も新型コロナウイルス感染拡大により日程や規模を縮小して開催。実行委による徹底したコロナ対策の中、本選部門24チームが出場する。
昨年は一発勝負のトーナメント形式で優勝を争ったが、今年は従来どおりリーグ&トーナメント方式が採用された。24チームが抽選により3チームずつ8つのブロックに分けられそれぞれリーグ戦を戦った後、1位、2位、3位ごとのトーナメント戦に進出する。43回大会の覇者を決める1部決勝戦は20日の12時45分頃から行われる予定だ。
昨年の42回大会では決勝で東大阪との熱戦を制した千葉が38年ぶりの栄冠に輝いた。
サッカー協会関係者によると、今年は10月末の関東大会を制した西東京第1、第2合同チームや、関西勢では生野や西播などが有力。また、近年、テクニカルなサッカーを披露している岡山・四国合同チームにも注目が集まる。一方で、昨年同様に新型コロナの影響により地方予選が行われていないため大会の展望しづらく、「ジャイアントキリング」など波乱の展開も充分に考えられると話す。
あす、大会初日の第1試合は9時10分にキックオフ。各地の朝鮮初級学校に通う「コマチュック選手」たちの集大成となる今大会。コロナ禍に負けず懸命にボールを追いかけ、ゴールをめざす子どもたちの活躍が期待される。
(根)