〈生野初級創立30周年〉再確認した民族教育の価値/記念事業実行委員らの声
2021年11月15日 12:17 民族教育成果生んだ立役者たち
今年、学校創立30周年を迎えた生野初級では、創立25周年を機に教育会メンバーを一新。この5年間、より良い学習環境を整備するための抜本的な改革を推し進めるべく、その前提となる学校運営の正常化に向けて、18人の理事たちが一丸となり活動にいそしんできた。異国の地で先代たちが築きあげ、半世紀以上にわたり、繋ぎ発展させてきた民族教育―。30年という節目を迎え、理事たちはいま、ウリハッキョの大切さを改めてかみしめている。
楽しくをモットーに
5年前まで同校が直面していた課題は、児童数の減少と財政源の確保。これは、現在各地の朝鮮学校で共通する課題でもある。これらの解決のために、同校教育会がまず取り組んだのは、生野における全地域的な協力体系を整備することだった。