酸素熱法溶鉱炉の大補修完了、生産へ/黄海製鉄連合企業所で
2021年10月01日 11:30 経済 共和国労働新聞は、黄海北道の黄海製鉄連合企業所(黄鉄)で9月23日、酸素熱法溶鉱炉の大補修工事が完了し、生産に入ったと伝えた。
同紙は、「主体的な鉄生産工程をより完備するうえで大きな意義を持つ酸素熱法溶鉱炉の大補修工事の完了は、党大会決定貫徹に立ち上がった鉄鋼労働者の不屈の精神力がもたらした結実だ」と強調した。
黄鉄では今年2月に行われた決起集会で、今年の鉄鋼材生産目標を従来の2倍に設定して増産に取り組む一方、酸素熱法溶鉱炉の大補修工事、大型酸素分離機の増設、省エネ型製鉄炉の建設など生産能力拡張に取り組むことを決議した。
同紙によると、今回の酸素熱法溶鉱炉の大補修工事はぼう大な工事量だったが、黄鉄の労働者階級は自力更生のスローガンを掲げて自らの力と技術で完工の成果をもたらした。
同紙は、酸素熱法溶鉱炉の大補修工事を終えた黄鉄の労働者たちは、新しい5カ年計画実行の初年度である今年、党が提示した目標を必ず完遂する熱意の中、新たな実績を上げていると伝えた。
朝鮮が主として行っている製鉄法は、高炉に鉄鉱石と石炭、石灰石を入れて、熱量を高めるために酸素を吹き入れる「酸素熱法」で、酸素熱法溶鉱炉は製鉄の要。国内屈指の冶金拠点である黄鉄では、2016年に自国の技術、燃料、原料に基づくチュチェ鉄生産工程を完備し、大量生産が可能となった。
(朝鮮新報)