「朝鮮のイメージ変わった」、朝大生と交流した日本の高校生の感想
2012年11月20日 09:36 文化・歴史朝鮮大学校の学生14人10月30日、が東京都昭島市にある啓明学園を訪れ、高校3年生のクラス45人に2時間かけて授業を行った。日本の高校生たちの感想を紹介する。
・「朝鮮学校に通う人たちはちょっと前までJR定期の学割がきかなかったり、大学入学資格がなかったが、差別と闘ってその権利を獲得したことを知った」
・「今まで朝鮮のイメージは真っ暗で怖かった。でも、話を聞いたら想像よりも良くてびっくりした。朝鮮学校では、韓国の政治とか日本の政治とかも多方面的に習っている。素晴らしいと思った」
・「日本では朝鮮のことが良く報道されていない。でも、今日授業を受けて、直接話を聞いたら全然違った。日本のメディアをそのまま信じるんじゃなく、実際関係者の話を聞いて公平に見ることが重要だ」
・「色んなことを学んだ。日本社会が在日朝鮮人に対して差別をしたり、嫌がらせをしていることは分からなかった。政府が差別せず、平等にしてくれたらいいと思った」
・「朝鮮は昔から民族意識が高いと思っていた。ただ高いんじゃなく、民族的アイデンティティーを維持しようと努力してると思う。また、個人と国の関係が近い。今日、授業を受けて朝鮮への印象が変わった」
・「日本は拉致問題をはじめ、被害者意識がとても強い。自分たちは、そういう情報しか知らなかったので、朝鮮は遠い国として認識していたが、私たちは歴史を知らないからそんな認識しか出来なかった。これからは、日本が朝鮮に対して犯した過去の罪についてもっと勉強しなければならないと思った」
・「朝鮮大学校の大学生たちのように、歩み寄ってくれる人たちを受け入れるべきだと思った。日本も在日朝鮮人だけではなく、色んな国の在日の人たちを受け入れないといけない」
・「朝鮮学校の教育が日本学校の水準と同じで、国語や歴史は朝鮮のものを習っていることがわかった。また、日本に反発するようなことは教えていないと聞き安心した。安心出来る教育でよかった」
・「朝鮮のイメージは怖くて近寄りがたい国だった。でもそれは、テレビの影響というのがわかった。今日、朝鮮大学校の大学生の授業を受けて温かい国というのがわかった。日本はマスメディアに敏感な国なので、自己判断力をもっと養っていかなければならない」