短編小説「道づれ」18／キム・ビョンフン

「そりゃあ、えらい！　で、それからどうなったの？」

「だけど、それからまた、私はばかなことをしてしまったの。……問題を組織的に解決しようとせずに、その夜、ひとりでコップと鍬をかついで、チョンゲ川の以前から眼をつけていたところへ出かけて行って池を掘りはじめたんです。その夜から毎晩、組合の仕事が終わるとお母さんには、民青の夜間作業があるからと噓をついて、こっそり掘り続けたんです。