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短編小説「道づれ」7/キム・ビョンフン

2021年06月16日 11:28 文化・歴史

彼女はどうしたわけか、あわてて缶の口を開けると温度計を引き出した。今までの明るい顔がさっとくもった。彼女は急いで缶のそばにおいてあった包みをほどくと、中から自転車の空気入れを取り出した。そうしてホースを缶の中に深く差し込み、すばやくポンプを押しはじめた。

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