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〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 32〉歴史否定を上塗りする「追憶」/古山高麗雄③

2021年05月23日 08:00 寄稿

鄭栄桓著「忘却のための「和解」―『帝国の慰安婦』と日本の責任」(世織書房 2016年)

「二十三の戦争短編小説」(文芸春秋 2001)。「プレオ―8の夜明け」「白い田圃」「蟻の自由」「セミの追憶」などを収録

近年日本の歴史否認の政治と言説・思想状況を作り出しているのは、「韓日右派ネットワーク」による「和解」や「合意」の合作であるが、日本の左派やリベラル派を名乗るメディアや知識人もこの「韓日合作」の過去否定に大いに加担しているところに事態の一層の深刻さがある。

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