公式アカウント

金剛山歌劇団福島公演「春香伝」/800余人が観覧

2012年11月16日 11:42 文化・歴史

東日本大震災復興支援・福島朝鮮初中級学校創立40周年記念金剛山歌劇団福島県公演が8日、福島県郡山市にある郡山市民文化センターで行われた。

会場には、同実行委員長の李漢洙氏をはじめとする在日同胞、日本市民ら800余人が駆けつけた。

今回の公演は、避難中の郡山市内臨時役場(富岡町、川内村)の広報でも案内し、仮設住宅で暮らす住民に入場券は配布した。また、福島朝鮮初中級学校創立40周年実行委員会(一昨年発足)主催の行事を震災のためすべて1年間延期となった。昨年予定していた40周年記念チャリティーゴルフコンペ、記念集会、歌劇団公演は今年行われた。また、募金は校舎復旧にも活用された。今回の公演をもって一連の記念行事は終了した。

公演を観た宮崎正利さん(64)は、「美しい踊りと歌を聴くと朝鮮を思う気持ちが変わった。祖国統一の気運が前進することを祈っている。公演を観ながら300年前の世界に戻ったような気がした」と話した。また、中田町から来た品田恵美子さん(64)は、「言葉がわからなくても音楽と字幕により内容がつかめて、喜怒哀楽の表現がとても上手で表感動した。鮮やかな衣装、美しい姿、踊り子たちの笑顔にとても癒された」と話した。

堂前町から来た福田文子さん(50)は、「とても素晴らしい公演だった。華やかな衣装や踊りに毎回ドキドキしている。日朝関係は良いとは言えないが、日本での公演はこれからも続けてほしい。公演を観ることによって人々の心にも変化が生まれると信じている。これからもがんばってほしい」と感想を語った。

(金剛山歌劇団福島公演実行委員会)

Facebook にシェア
LINEで送る