文化財研究に込められた遺志/東京・国平寺で南永昌遺稿集出版記念の集い
2021年03月16日 10:31 暮らし・活動 文化・歴史 歴史南永昌遺稿集「奪われた朝鮮文化財、なぜ日本に」出版記念の集いが11日、東京の国平寺で行われた。
南永昌氏は生前、民族的な怒りと在日朝鮮人として奪われた文化財返還に寄与しなければならないという使命感を持って、略奪された朝鮮文化財の研究に一生を捧げた。遺稿集「奪われた朝鮮文化財、なぜ日本に」は、朝鮮時報に23回(1995.1.23-1996.1.22)、朝鮮新報(日本語版)に43回(2015.3.30-2017.5.29)連載された記事を一冊にまとめたものだ。有志たちが南永昌氏の生前の意志を実現しようと奔走し、昨年、朝鮮大学校の朝鮮問題研究センターから編集・発行された。
今回の集いは、南永昌氏の3周忌になる日に、故人とゆかりの深い友人や総聯西東京・東部支部西武分会の同胞たちなどの有志たちの呼びかけで開催され、書籍出版に関わった朝鮮大学校朝鮮問題研究センター、朝鮮新報社、地域の同胞たちで構成される青武会メンバーら、そして総聯支部と分会の委員ら、日朝協会小平支部メンバーなどが参加した。