広島初中高で公開授業、「生徒の純真な心が伝わってきた」
2012年11月06日 16:26 民族教育広島朝鮮初中高級学校で10月27日、公開授業が行われ、同胞、学父母、日本の市民団体関係者、近隣住民ら約350人が参加した。
今回の公開授業では、ありのままの授業の様子を見てもらうだけでなく、クラスや部活の紹介、「高校無償化」適用のための取り組みに関するポスターなども展示された。朝鮮学校について知らせ、民族教育の素晴らしさを伝えようとする生徒、教職員らの思いが込められている。
とくに、「ウリマルをよく学び、いつも使う」ことを目標に掲げている同校の取り組みがさまざまな形で紹介された。
公開授業の後、デヴィ・スカルノさんによる特別講演が行われた。
講師は、日本政府やメディアが拉致問題だけを取り上げ、朝鮮に対する否定的なイメージを国民に植えつけていることを批判した。一方、朝鮮学校生徒の輝く目を見ていると心洗われるようだと語った。
続いて生徒たちの公演が披露された。デヴィ・スカルノさんは、「とても感動した。生徒たちの純真な心が伝わってきた」と語った。
他の日本市民らも「教員の情熱が素晴らしい」「授業を受ける生徒たちの姿勢が良い」と驚いていた。
ある参加者は、朝鮮や朝鮮学校について理解を深めることができた、「高校無償化」適用に向けて一緒に闘いたいと感想を述べた。
【広島初中高】