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台風8号の被害は“最小限”/各地で復旧すすむ

2020年08月28日 11:32 共和国

8月27日午前、強い勢力の台風8号が黄海南道、平壌など朝鮮西部の各地に被害をもたらした。

28日発朝鮮中央通信によると、金正恩委員長は黄海南道の被害状況を現地視察し、台風による被害の規模が予想よりも少ないとしながら、すべての党組織と活動家たちが、危機対応意識を持って台風被害を徹底的に防ぐことに関する党中央の指示を受け、即時、安全対策を講じた結果、人命被害を減らし、各部門別の被害規模を最小限にとどめることができたと指摘。自然災害に対する国家的な危機管理システムが確立されつつあり、危機対処能力が顕著に改善されていると評価した。

労働新聞8月28日付は、台風8号の影響で黄海南道、南浦市などをはじめ全国的に強い風が吹き、激しい雨が降ったとしながら、各地の被害状況を伝えた。

同紙によれば、黄海南道では甕津郡、苔灘郡、長淵郡などの地域でトウモロコシやイネが倒れる被害があったほか、一部の農耕地が冠水した。黄海北道では数百町歩(1町歩=約3千坪)で農作物が倒れ、公共施設の屋根が飛ばされ、倒木によって道路が遮断された。また平安南道では住居が破壊され公共施設の屋根や瓦が飛ばされたほか、倒木で農作物に被害が生じた。

被災地の復旧が急がれる(労働新聞)

朝鮮中央テレビは、26日夜から27日にかけて放送時間を延長し台風8号の被害のようすを報道。複数のリポーターが被害状況を各地から詳しく伝えた。

朝鮮では同6日にも台風4号による被害が黄海南北道、江原道などで発生、各地で復旧作業がすすんでいた。朝鮮労働党創建75周年を迎える10月10日までの復旧をめざしている。

(朝鮮新報)

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