朝鮮各地で水害復旧作業／各省、工場、軍が総動員で

朝鮮で豪雨被害復旧作業が、農業省をはじめとする各省、復旧に緊要な物資を保障する工場、そして朝鮮人民軍が総動員され推し進められている。朝鮮では７月下旬から大雨が連日のように降り、今月6日には台風4号が直撃した。とくに被害が大きかったのが黄海北道と江原道などで、現在、住民の生活安定と農作物被害の最小化、さらなる豪雨への対策に努めている。

被災地では、単なる生活復元だけでなく、発展した時代の水準に合わせて被災地を一新させるとする朝鮮労働党中央委員会第７期第１６回政治局会議（13日）の決定を高く掲げて、党創建記念日（10月10日）までの復旧を目指している。

まず道路整備から／黄海北道

黄海北道銀波郡での水害復旧作業のようす（写真はすべて労働新聞）

黄海北道銀波郡大青里では１７９棟の家屋が倒壊し、７３０余棟の家屋と６００ヘクタール余りの田が浸水するなどの被害が発生した。７日発朝鮮中央通信によると、金正恩委員長が被害現場へ出向いて復旧に関する具体的な課題と方途を示した場所でもある。