〈本の紹介〉百聞不如一見3/2017-19訪朝報告書
2020年07月21日 11:55 共和国朝鮮東北部の稀有な記録
平田賢一さんを中心とする朝鮮文化研究会が毎年、企画している訪朝の記録を収めた小冊子。2017~19年の間に朝鮮を訪れた日本人10人の訪朝記が収められている。10~13年の訪朝記を収めた「百聞不如一見」(14年刊行)、14~16年の訪朝記を収めた「百聞不如一見2」(17年刊行)に続く第3弾。
「百聞不如一見」シリーズの特長は、訪朝団に研究者やジャーナリストなどの識者が多く含まれ、各々の専攻に基づいた専門性と多様性に富んだレポートが多数掲載されている点だ。ジャンルは歴史、文化、建築など幅広い。リピーターが定点観測で捉えた暮らしや街並みの変化も見どころの一つとなっている。