〈みんなの健康Q&A〉「子ども虐待」(1)/心身の成長や人格形成に重大な影響
2012年10月11日 16:58 文化・歴史極めて人目につきにくい、判別が難しい
最近は、ニュースで虐待の事件を聞かない日がないのでは、というほど社会問題になっているテーマの一つですね。「児童虐待が増加している、大変な時代だ!」などと誤解している人が多いように思いますが、それは経年事例数をグラフで新聞各社やマスコミが報道することによって生じる錯覚だと思います。この種の報道は、1990年に始まったもので、子ども虐待問題として、児童相談所が受理した事例の数を、児童相談所長会で全国集計して厚生労働省が公表している数値にすぎません。極めて人目につきにくい家庭内の虐待というものは、本来発表されている数値の数倍はあると推測されています。昔も多かったのか、現在が増えているかということは正直わかりません。皆さんは、どう思われますか。