朝鮮国内の防疫活動に言及/国際赤十字・赤新月社連盟代表団団長
2020年05月12日 13:49 共和国“朝鮮政府の積極的な措置” “感染者は1人も発生せず”
朝鮮のウェブサイト「わが民族同士」が、国際赤十字・赤新月の日(8日)に際して、朝鮮で活動中の国際赤十字・赤新月社連盟代表団のモハメド・バビケル団長のインタビューを9日、掲載した。
バビケル団長は、今年の国際赤十字・赤新月の日のテーマが「保健医療従事者に感謝を、保健医療従事者に熱烈な拍手を」であることに触れ、「(新型コロナウイルスによる)世界的な大災難の中でも朝鮮では政府の積極的な措置と緻密な手配によって感染者が一人も発生しておらず、この活動が成功裏に行われていることに深く感動している」と謝意を述べた。
同氏は、国際赤十字社・赤新月社連盟は今回の新型コロナウイルスの防疫と関連して赤十字国際委員会と連携して緊急協力書を発表し、その範囲が8億スイス・フランであると指摘。そのうち、5億5千万スイス・フランが159の赤十字民族団体が行っている防疫に寄与し、ここに朝鮮赤十字会も含まれると明かした。
同氏は、「われわれは朝鮮で行われている防疫を援助するために朝鮮赤十字会との緊密な協力の下に住民に衛生健康常識を知らせ、衛生宣伝物の配布、末端住民地域で働いている戸別担当医師に必須の医療品の協力、個人保護器材と検査・検疫設備の寄贈などに重点を置いて活動している」とし、「朝鮮赤十字会は非常に積極的に活動している人道団体の中の一つであるといえる」と強調。「機構は全力を尽くして朝鮮に助けとなり、人民の生命安全に助力となる協力を実現させるために努力する」とし、「惜しみなく献身し労苦を重ねている朝鮮の保健医療従事者と赤十字会員、赤十字ボランティアらに心からの感謝と熱烈な拍手を贈る」と語った。
(朝鮮新報)