「北方限界線」は不法 / 国防委政策局代弁人
2012年10月06日 11:11 共和国国防委員会政策局スポークスマンは9月29日、南朝鮮軍部が朝鮮西海5島の周辺水域で軍事的挑発を連日行っていることや、保守政治家らが「北方限界線」(NLL)を固守するなどといった立場を示していることと関連して、朝鮮中央通信社の記者の質問に答えた。
スポークスマンは、現在、李明博一派と南の軍部は西海におけるすべての挑発行動をNLLを守るための行為だと正当化しており、朴槿恵をはじめとした保守政治家らは大統領のポストにつくための権限争いにこれを利用していると非難。
NLLは、「国連軍」の美名のもと南朝鮮を占領した米軍が朝鮮の領海に引いた不法な界線であると強調した。
そのうえで、NLLを固守するなどという主張は朝鮮の国家主権と領海に対する侵犯を正当化しようとするき弁であり、朝鮮の国防と安全を脅かす露骨な侵略行為であると非難した。
さらに、朝鮮西海での共同漁労と平和水域設定問題は10.4宣言で合意を見た問題であり、したがってNLLを固守するという南の当局者らの主張は、いずれも北南共同合意の経緯や内容さえ知らない無知の表れであると批判した。
(朝鮮新報)