進む廃棄物の再資源化/朝鮮の各工場、企業所で
2020年04月21日 17:57 経済資源節約、経済発展の一助に
朝鮮各地で、環境汚染を防ぎ、経済的な実利を得るための廃棄物の再資源化(リサイクル)が積極的に推進されている。最高人民会議第14期第3回会議(12日)では、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議の法令「朝鮮民主主義人民共和国リサイクル法の採択について」が採択された。現在、朝鮮では、再資源化を経済発展と人民生活向上を推動する基本動力の一つととらえ、すべての機関で再資源化事業による生産活性化を推進している。
都市廃棄物をリサイクル
ウェブサイト「朝鮮の今日」によると、平壌市内の万景台、平川、中区域をはじめとする11の区域で、市郊外に廃棄物処理工場を建設し、その運営を正常化している。各工場の年間の廃棄物処理能力は数万トンにのぼる。
工場では7カ月の間に、石炭灰をはじめとする廃棄物を利用し、7万余枚のブロックと8千余トンの肥料、数百キロのアルミニウムを生産した。また、ビニールや樹脂廃棄物からは、ビニール薄膜、バケツ、樹脂管を製造し、選別・破砕された紙、ガラスは該当工場の原料にあてている。
各廃棄物処理工場では、都市廃棄物の再資源化、再利用率を高める目標を定め、研究および生産機関との協力を強化している。
リサイクルで新製品
各工場、企業所でも、生産過程に発生する廃棄物を利用した再資源化事業を進めている。