国際高齢者デーで多彩な行事
2012年10月06日 11:10 共和国高齢者のための特別な一日
国際高齢者デーを迎えた10月1日、朝鮮の各地では高齢者のためのさまざまな行事が行われた。
活気づいた大同江畔
平壌では国際高齢者デーにちなんだ多彩な行事が催され、高齢者たちは公園や遊園地などで楽しいひとときを過ごした。
大同江畔では市内の高齢者らが参加する釣り大会や、将棋とユンノリなどを競う民俗遊戯・娯楽大会が開かれた。
釣り大会では毎年恒例の全国釣り愛好家競技でランク入りした選手らをはじめ、市内の各区域から選抜された高齢者らが参加し、勝敗を争った。1位になったのは西城区域の高齢者たち。長さ1mを超す雷魚やソガリ(大同江でとれる淡水魚)を見事に釣り上げた。
八谷公園では高齢者たちの運動会が行われた。
玉流館と清流館などの公共サービス施設では、高齢者のための特別サービスが施された。
人民劇場で記念公演
人民劇場では国立交響楽団の記念公演が行われた。
党と国家の幹部、国際高齢者デーを迎えた非転向長期囚や市内に住む参戦老兵、功労者らが公演を観覧した。
管弦楽「金日成元帥にささげる歌」で始まった公演の舞台には、交響詩「懐かしさは限りない」、管弦楽「牡丹峰」などの演目が上がった。
キム・スニさん(70、平壌市中区域在住)は「公演を観て若い頃の思い出がよみがえってきた。10年ほど若返った気分だ」とうれしそうに話した。
この日の夜高齢者たちは、陵羅人民遊園地のイルカ館(陵羅人民遊園地)をはじめとした遊園地の各所をまわり、楽しいひとときを過ごした。
一方で、党、政権機関の幹部らは同日、参戦老兵や功労者たちの家庭と養老院を訪ねた。
朝鮮年労者保護連盟中央委員会の関係者は、国際高齢者デーを意義深い日にすることは、祖国と人民のため貢献した先代を若い世代が敬う社会の気風を確立するうえで重要であるとしながら、今後もさまざまな記念事業を行っていくと述べた。
(平壌支局)