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発展する朝鮮の保健医療/施設・設備の拡充に注力

2020年03月31日 14:29 朝鮮半島 共和国

朝鮮中央通信は3月17日に行われた平壌総合病院の着工式について報じながら、朝鮮労働党創建75周年を迎える今年10月10日まで建設すると伝えた。社会主義保健制度の下、近年、平壌には人々の健康に資する現代的な専門医療施設が多数建設されてきたが、保健医療部門で新たな建設プロジェクトがまた一つ始動した。朝鮮の保健医療をめぐる近年の動向について紹介する。

朝鮮中央テレビが3月18日に公開した平壌総合病院の鳥瞰図

朝鮮で保健制度は、教育制度とともに「社会主義制度の顔」とされ、社会主義施策の根幹をなす制度として重視される。

朝鮮における社会主義保健制度の優位性は、何より「医療を受ける権利が徹底的に保障されていること」(労働新聞)だとされる。無償治療制度がその象徴だ。

無償治療制度の端緒は、建国前の1947年に遡る。初めは労働者、事務員とその扶養家族に対して施行され、朝鮮戦争下の53年1月からは治療対象を限定しない全般的な無償治療制度が施行されてきた。

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