公式アカウント

〈国境都市・新義州ルポ(上)〉自力更生で発展する地方経済

2019年09月02日 13:24 共和国

【新義州発=金宥羅】現在、都市開発が進められている国境都市・新義州(平安北道)。とくに軽工業が盛んな同地域では、道の人民生活に直結する工場が次々と新設され、街は活気を帯びている。新義州を訪ね見えてきたものは、自らの力で特色ある地方経済の発展を目指す人々の姿だった。

都市開発すすむ

平壌から約230km。4時間ほど車を走らせると新義州市が見えてきた。

朝鮮の北西部、鴨綠江の下流に位置する同市は、朝中友誼橋を通じて中国の丹東市と繋がっており、肉眼でもその街並みを確認できる。

昨年末、新義州市開発総計画を指導した金正恩委員長は、国家的な支援の下に5カ年計画の目標を立て、年次別、段階別に開発を進めることを指示(18年11月16日発朝鮮中央通信)。現在、同市では国境都市としてさらなる発展を遂げるべく、開発を進めている。

市内にはタクシーや自転車の往来が目立つ

4~6階建てのアパートが建ち並ぶ市内は、緑が多く、丁寧に整備されている印象を受けた。広い道路には、バスやタクシー、自転車の往来が目立つ。市内のタクシー総台数は1000台に上るという。平壌と同様に電動自転車を使う市民の姿も多く見られた。

Facebook にシェア
LINEで送る