リニューアルした朝鮮切手博物館
2019年03月30日 09:54 共和国切手から見る朝鮮の歴史
【平壌発=金淑美】平壌の人気観光スポットとしても知られる朝鮮切手ファンの聖地、朝鮮切手博物館がこのほどリニューアルされた。外観はもちろん増築により展示スペースが2倍以上に拡張された。朝鮮で1884年から現在まで発行された切手をダイジェストで鑑賞しながら、その発展過程のみならず朝鮮の歴史を一目で学ぶことができ、従来とは一味も二味も違った朝鮮切手の楽しみ方を提供している。
国宝から最新まで
3階展示室では、15のテーマに沿ったパネル展示で、切手を通じて朝鮮における古代から近代にかけての情報通信の発展過程、朝鮮の歴史を体系的かつ論理的に伝えている。朝鮮でこれまで発行された切手6300種のうち、朝鮮初の切手「文位郵票」(1884年11月18日発行)、祖国解放後に初めて発行された三仙巖やムクゲをモチーフにした切手(1946年3月12日発行)など代表的な切手のほか、当時出された葉書などの郵便物、切手発行に用いられたリトグラフ金属板などの遺物、さらに世界的な切手展覧会で授与された賞状、トロフィー、メダルなども展示されている。また、金正日総書記自身が青少年期に収集した切手アルバム4冊など、ここでしか見ることのできない貴重な展示品も並ぶ。