フォトジャーナリスト・伊藤孝司さんが講演
2019年03月18日 09:30 共和国人道的問題を関係改善の糸口に
92年から40回にわたり朝鮮を訪問し、取材を重ねてきたフォトジャーナリスト・伊藤孝司さんが15日、スペースたんぽぽ(東京・水道橋)で「素顔の『朝鮮』と日朝関係未来への可能性」と題して講演した。日本市民、同胞ら約60人が参加した。
講演を主催したのは「日本・朝鮮―未来への扉」(代表・沖見泰一)。同団体は、在朝日本人に対する支援などの人道主義活動を通して、日朝間の平和に貢献することを目的に、昨年10月に発足した。
講演では伊藤孝司さんが、58枚の写真スライドをもとに、朝鮮での取材経験について語った。
平壌や地方都市の街並み、市民たちの日常を切り取った写真について説明しながら伊藤さんが指摘したのは、朝鮮の「異常さ」を強調し、現実と異なるイメージを流布する日本メディアの報道姿勢だった。
「朝鮮を取材する上で重要なのは