〈在日発、地球行・第2弾 8〉治安の悪さは世界一!?/ベネズエラ
2019年02月19日 09:00 在日発、地球行正式名称:ベネズエラ・ボリバル共和国。首都:カラカス。人口:3102万人。面積:約91.2万㎢(朝鮮半島の約4.1倍)。言語:スペイン語。民族:国民の約51.6%が混血。白人約43.6%、黒人約2.9%、アフリカ系0.7%。渡航方法:朝鮮国籍の筆者は、駐日大使館で申請から約1週間でビザ取得。メキシコ、ペルーを経由。
南米大陸の北部に「ベネズエラ・ボリバル共和国」という国がある。あまり知られていないが世界一の原油埋蔵量を誇り、石油は水よりも安い。国名の「ボリバル」は、19世紀初めにスペインの支配から南米諸国を解放、独立に導いたシモン・ボリバルのこと。その精神を受け継ぎ、今日の同国は反帝自主、社会主義の道を歩んでいる。
先日、現地で知り合った友人から「大統領が2人になった」と訳のわからない連絡が来た。なんでも、現政権を反対する野党指導者が自ら「大統領」を名乗り、扇動された民衆がデモや暴動を起こしているらしい。背景では米国が糸を引いている、とも。筆者がベネズエラを訪れたのは1カ月前のことだ。