感謝の気持ち込め／神戸朝高生らが通学路の清掃活動

神戸朝高3年生62人が12月19日、学校周辺の清掃活動を行った。最寄り駅のJR垂水駅から神戸朝高までの道でゴミを拾った。

通学路のゴミ拾いを行う生徒たち

昨年末にも神戸朝高では、学校が位置する上高丸地域で清掃活動を行ったが、今年は清掃範囲を拡大。最寄駅から約2kmの通学路をグループ別に分担し、清掃した。

生徒たちは地域に対する感謝の気持ちを込め作業を行いながら、3年間、毎日通い続けた通学路を懐かしんでいた。

作業中には、生徒たちに「ありがとう」「がんばってね」と声をかける住民たちもいた。

約1時間半の活動の結果、集めたゴミで90ℓのゴミ袋が一杯に。生徒らは満足げな面持ちで作業を終えた。

朝高委員会の宋義浩厚生部長（高3）は「学校を取り巻く環境が難しい今だからこそ、こういった活動の意義を感じることができた。いつもお世話になっている地域の住民の方々への感謝の気持ちが少しでも伝わり、相互理解と私たち在日朝鮮学生への信頼や支持につながればという一心で一生懸命掃除した」と述べ、これからも地域社会に貢献する活動を行っていく決意を新たにしていた。

【神戸朝高】