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学美・東京展/企画展「わたしの街へおいでよ」

2018年12月17日 11:59 文化

企画展を観る人たち

埼玉会館で11月28日から12月2日、第47回在日朝鮮学生美術展覧会(GAKUBI)―東京展が開催された。全国1万800余点の応募作品のうち東京、西東京、埼玉の朝鮮幼稚園から高級部までの子どもたちの入選作品はじめ地方の優秀作品、金賞、銀賞の一部700点余が展示された。最終日に行われた高級部生徒によるアーティスト・トークにも注目が集まった。

また、会場入口には東京独自の企画展「わたしの街へおいでよ」も展示された。巨大な壁を覆った、東アジアの異なる地域で暮らす子どもたちが描いた自分が住む街の風景と、それらの街を訪れる子ども自身の姿。朝鮮学校児童が描いた「東京スカイツリー」の隣には、大阪の日本の子どもが描いた通天閣と「あべのハルカス」、その隣には平壌の子どもが描いた白頭山、済州島で開催されたワークショップで描かれた漢拏山も並ぶ。延吉駅の傍に阿佐ヶ谷駅や大宮駅が並び、京成線や都電も走る。平壌の千里馬銅像、中央動物園、南のロッテワールド、南山タワー、ほかにもローカルな公園や商店、ビル、学校などもある。今回は南の小学校が新たに3校加わり光化門や慶福宮など南の歴史的建築物の絵もたくさん集まった。

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