米、朝鮮戦争で核使用を計画、反核平和委代弁人が談話
2012年08月29日 16:43 朝鮮半島朝鮮反核平和委員会スポークスマンが24日、朝鮮戦争(1950~53年)当時、米国が朝鮮半島に核物質を散布する計画を立てていた事実が最近公開されていることと関連し、談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
新たに発掘された米連邦捜査局(FBI)1951年4月20日の報告書「放射能戦」によると、朝鮮戦争がこう着状態に陥った当時、米国は朝鮮半島にプルトニウムと核廃棄物をはじめ大量の放射性物質を散布し、人々が近づけない「非人間地帯」の形成を計画。原子力委員会を動員してその可能性を検討、確認し、米国・ユタ州の核実験場で1952年までおよそ65回にわたり、これと関連した野戦実験を行った。
談話は、米国こそ「核犯罪の元凶」だということが、再度あらわになったと主張。公開されたFBI報告書に、核物質の利用を完全に放棄せず今後も論議し続ける可能性を開いておくべきだと言及されているのは、米国が朝鮮半島での核の使用を実現しようとしているということを示していると強調した。
また、「核は核をもって治めなければならない」としながら、米国の「犯罪的事実」は、朝鮮の核問題全面的見直し政策を、より強固なものにしていると言及した。
(朝鮮新報)